ネコラム リスクを認識するにゃあん
前記事を読んでいないと分かりづらいにゃあん。
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ネコラム リスクについて理解するにゃあん - よくわかりません 猫なので
リスクというものについて大体理解したところで、実際にそれを認識するにはどうしたらいいのだろうという疑問が出てきました。
リスクの認識について考えていくにゃあん。
リスクがリスクとして認識されるとは
成果をあげるためには、撃墜に繋がる要素(以下リターン)を生み出すことと、リスクをコントロールすることを同時に行う必要があると思われます。そして、リスクをコントロールするためにはまずそれを認識することが必要条件となります。
リスクが認識されるのは多くの場合、自身が過度に楽観的でリスクを無視し、その結果として思いもよらないリターンを相手に取られていると気づくところから始まります。
言い換えれば高いリスクというのは主として、相手の高いリターンとともに訪れ認識されると言っても良さそうです。
リスクが生じる2つの主因
リスクが生じる主因の1つとして、リスクが低い、またはリスクが全くないという思い込みによるものが挙げられます。これは先述した、過度に楽観的な選択を取ることに繋がります。
そんなことは実際にあるのかという疑問もあるでしょうが、例えばシールド中に相手が最も速く自分に触れる選択肢が打撃の場合、その打撃のガードタイミングでジャンプをすると掴みと様子見にジャンプしつつも打撃をガードすることが出来ます。これは一部のプレイヤーにとっては安定した防御選択肢として多用されていますが、例えばピットならピットのDAをガードするタイミングで相手がジャンプをしてくると認識さえしていれば空対空で撃墜を狙うことができます。DAや前投げでは撃墜されず、空後のみで撃墜されるような状況でジャンプを選択されることもしばしばあります。
低リスクを過信し、楽観的な選択をしていないかは常々意識しておきたいです。
リスクが生じる主因の2つめは、人はリスクを認識する自身の能力を過大評価する一方で、リスクを避けるためにすべきことを酷く過小評価するといった生き物であることが挙げられます。
例えば、予期しないリスクを負った時にその内容をメモし、試合後に振り返ったりするといったことをしているプレイヤーはどれくらいの割合いるでしょうか?
また試合中でも、初見の大きなリスクを認識して、回避出来るように気を張れているでしょうか?
リスクの認識について多ジャンルの書籍や論文も読み漁りましたが、対戦ゲームで使えるものはこれくらいでした。
というのもビジネスや投資とは違い、対戦ゲームは結果が出るのが早く、それもダメージや撃墜といったわかりやすい形で現れます。
ビジネスや投資ではリスクが顕在化するまでに為すべきことが重要視されるので、認識や評価といった部分については対戦ゲームに落とし込めるような要素が少なめだったにゃあん。